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なぜ「弱い」チームがうまくいくのか 守り・守られる働き方のすすめ

¥1,760 税込

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「弱い人が集まっても弱いチームになるだけだよ」と言われたことがあります……本当にそうでしょうか?私たちの一生は、子どもの頃の環境や経験だけで100%確定されると、まことしやかにささやかれています。でも、私は違うと思うのです。本書は、我欲まみれのチームをつくるために書いたものではありません。チーム内で優劣をつけ、順位を競って成り上がった人が勝者、なんてことも書いてありません。イロやカタチをカッコよくまとめるノウハウは他書にゆずります。あくまで「多様な人と多様なチーム」をつくり、「依存」しあいっこする「ダイバーシティ」を実現するために、今中博之が書き下ろしました。


--- 村木厚子(現元厚生労働事務次官/「若草プロジェクト」代表呼びかけ人)

著者:今中博之
装幀:有山達也+山本祐衣
発行:晶文社
定価:本体1,600円+税
四六判/224ページ
2022年4月25日 第一刷発行



【目次】
はじめに
序章
ソーシャルデザインでチームをつくる
弱さと非差別化するデザイン/意図的で作為的な人ができること/チームとハビトゥス/怒りを抱えるのは、悪いこと?/ギルド的チームをつくる
[コラム] 正義のミカタでいたがる態度

第1章
チームにいちばん必要なのは弱さ
あなたに似た弱い人/「あれこれ」考える人/トークンな人/助けやすい人/すべてをさらけ出さない人/いつも笑っていない人/「ただ、好き」と言える人
[コラム] 疑念と失望からの企て

第2章
つながりすぎずに共に働く
力をあわせる潮目を知る/社会脳が求めた人数/閉じながら開く/秘密を持ち寄る/切れない約束を求めない/1人で自立してはいけない/バラツキのある社会
[コラム] 小さな、理解の届く集団

第3章
綻びが見えたら、どうするか
中心を中空にする/一匹狼は弱い狼/理知分別が許さない/痛みのある人の傍らに立つ/助けたいと思ったら助けたらいい/私とあなたは違います/待つことは、縛られること
[コラム] 「食いっぱぐれなく」生きるために

第4章
リーダーにとって大事なこと
何をしでかすかわからない/蛇のように動く/アジャイルなチームをつくる/あなたの意見は私のもの/専門家としての揺らぎ/4番とエースがリーダーとは限らない/ヘッドコーチの条件
[コラム] 脱輪させない仕組み

第5章
リーダーとメンバーが為すべきこと
いったん疑ってみる/願いを伝えるだけ/嘘を受けとる/架橋できる人をつくりだす/距離を縮めるスキル/「ただ喜びあう」だけでいい/仮面の組み合わせ/次のベンチまで歩くんだ

【著者】
今中博之(イマナカヒロシ)
1963年生まれ。ソーシャルデザイナー。社会福祉法人 素王会 理事長。アトリエ インカーブ 代表。大阪大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)センター 招へい教授。金沢美術工芸大学 非常勤講師。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:文化・教育委員会委員、エンブレム委員会委員。厚生労働省・文化庁:障害者の芸術振興に関する懇談会構成員等。イマナカデザイン一級建築士事務所代表(一級建築士)。 100万人に1人の障がい・偽性アコンドロプラージア(先天性両下肢障がい)がある。乃村工藝社デザイン部に在籍したのち、知的に障がいのあるアーティストが集う「アトリエインカーブ」を設立。著書に『壁はいらない(心のバリアフリー)、って言われても』、アトリエインカーブ物語』、『社会を希望で満たす働きかた』など。

*役職名や所属先のデータはこの書籍が刊行された当時のものです

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